喫煙をする男性とチャンピックス

チャンピックスを試す前に禁煙をあきらめてしまうのは大きな間違いです。本当にあきらめるのなら、チャンピックスを試してください。それでダメだった場合はあきらめましょう!

総合失調症の方は注意!チャンピックスは神経伝達物資

チャンピックスは、脳内の Acetylcholineの受容体に作用することで神経伝達物質のdopamineを放出するという内服薬です。この脳内の受容体に作用することでdopamineを放出するという作用は、たばこに含まれているニコチンと同様です。これは、ニコチンとAcetylcholineとの分子構造が類似していることによる作用であり、この結果たばこを吸うと気持ち良いと感じることになります。

一方、ニコチンの血中半減期は20分~30分であり、受容体は徐々に空に近づいていきます。するとニコチンの補給を促すために、ノルアドレナリンという物質が分泌されます。非常にイライラとした不愉快な気分になるので、たばこを吸わずにはいられなくなります。

チャンピックスを服用するとこの様な状態にはならないので、たばこを吸わなくても平気な状態となります。つまり、禁煙をサポートすることを目的とした治療薬ということです。日本では2,008年に厚生労働省から承認されており、以来禁煙外来を用意している医療機関で処方されています。成功率は約50%と公表されており、かなり期待が持てる内容です。

なお、チャンピックスは効果が期待できる一方で、使用するにあたっては注意しなくてはならないポイントがいくつかあります。まず、禁止されているのは他の禁煙補助薬との併用です。これは、副作用が発生する危険があるからです。

次に、統合失調症や躁うつ病などの精神疾患を抱えている人は、主治医の判断を仰いだうえで使用するようにしなくてはなりません。これは、チャンピックスは神経伝達物質の受容体に作用するので、特に統合失調症の場合は症状が悪化する危険があるからです。

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